学校施設などの大型構造物の耐震対策に。
災害時や建物劣化により起こる天井等落下防止対策に、
軽い・強い・柔らかい膜天井が注目されています。
フレームを組み、ロープで四方を定着し、膜を固定する方法。
形状の自由度が高く、様々な室内形状に追従しやすく、設備などの取り合いも考慮しやすい。
また、膜のシワが発生しにくく、空調の風にも揺れにくい。ジョイントの隙間も最小限でできる。
膜の両端・中間部分を定着し、張力をかけずに膜を自由懸垂させる工法。使用部材が少なく、納まりがシンプル。膜の変形追従性が極めて高く、破損・落下の危険性が少ない。
張力をかけないため、反力が小さく躯体への負担を軽減できる。膜ならではの柔らかさ、曲面、軽さを表現できる。
設備配管部分の仕上げ
設備配管部分の仕上げ
アスベストの撤去・処分は、非常にコストが高くつくためアスベストを膜材で囲うことにより飛散を防ぐことができ、人的被害を少なくすることができます
撤去・処分に比べて、低コスト・短工期でできます。
試験項目 | 7日後の放散速度 | ||
---|---|---|---|
n=1 | n=2 | 平均値 | |
ホルムアルデヒド | <3 | <3 | <3 |
アセトアルデヒド | <3 | <3 | <3 |
トルエン | <10 | <10 | <10 |
エチルベンゼン | <10 | <10 | <10 |
キシレン | <10 | <10 | <10 |
スチレン | <10 | <10 | <10 |
p-ジクロロベンゼン | <5 | <5 | <5 |
テトラデカン | <10 | <10 | <10 |
フェノブカルブ | <2 | <2 | <2 |
ダイアジノン | <0.05 | <0.05 | <0.05 |
クロルピリポス | <0.03 | <0.03 | <0.03 |
フタル酸ジ -n- ブチル | <10 | <10 | <10 |
フタル酸ジ -2- エチルヘキシル | <10 | <10 | <10 |
※(1)~(6)は、文部省の指定
※(1)~(13)は、厚生労働省の指定
(1)「シックハウス症候群」の症状
症状は多彩であり、具体的には皮膚、眼、鼻、咽頭等の粘膜の刺激症状、頭痛、頭重、めまい、吐き気、嘔吐、倦怠感、皮膚の発疹等の訴えが比較的多いといわれています。
(2)「シックハウス症候群」の発生要因
①化学物質
住宅の建材や内装材から放散する揮発性有機化合物等の化学物質は、空気中濃度が高くなることにより刺激症状や中毒症状等の健康障害を引き起こすことがあります。症状の発現に比較的個人差が少なく、集団発生することがあります。しかしながら、原因となる化学物質が明確になりやすく、原因物質の除去により症状がすみやかに消失するといわれています。
②化学物質以外の要因
眼、鼻、咽頭の刺激症状や皮膚の発疹等は、温度、湿度及び気流等の温熱環境の因子並びに花粉、ダニ及び真菌のような生物学的な因子が症状の発症及び増悪要因となることが知られています。これらは、アレルギー疾患や感染症等の患者においても高頻度に認められる症状です。また、頭痛、頭重、めまい、吐き気、嘔吐及び倦怠感は、様々な疾病により生じる症状であり、疾病でなくても温熱環境因子、照度、騒音、振動等の物理的環境因子等の変化及び精神的ストレス等によっても生じることがあります。
大規模な工場の壁を不燃膜にすることにより、低価格と短工期を実現できました。複雑な切込みなども簡単で、施工性にも優れています。